【2021年版】意外と知らない!?野球マンガの隠れた名作【12選】

みなさん,こんにちは。

これから「〇〇系」のマンガを読みたいけど,どんなマンガがあるのだろう。

「〇〇系」のマンガはほとんど読みつくしたけど,他にも面白そうなマンガはあるのか?

そう思って様々なテーマでのランキングを知りたいと思ったことはないでしょうか。

今回は「意外と知らない!?野球マンガの隠れた名作」としてランキングを作成しました。

私自身も小さい頃から野球をしていましたので,野球マンガを多く読みます。

野球マンガといって多くのジャンルがあり,「スポ根系」「青春学園系」「ギャグ系」「シリアス系」と多数のジャンルに分けることができると思います。

野球マンガは他のスポーツマンガと比べると,作品数が多くその分多くのジャンルに分かれていて,それぞれがとても読み応えがあります。

今日の気分は「〇〇系」だけど,ピッタリの野球マンガはあるか!?という要望にお答えできるようなランキングを作成しました。

野球マンガと言えば,「ドカベン」「タッチ」「ダイヤのA」「メジャー」などなど有名作品は多くありますが,それ以外にも実は知られていない名作は多くあります。

今回は,そのランキングでも特にそこまで知られていない野球マンガを中心に作成しました!

野球(スポーツ)マンガのジャンルとは

スポーツマンガは,どこに作品の重きを置いているかでストーリーが大きく変わってきます。

ギャグマンガやとんでも能力系であれば,極端な話「100対0」のような絶対逆転できないような点差でも,とんでもない展開で逆転してしまったり,ありえないような魔球を投げてしまったりと,現実の世界とは違ったマンガならではの爽快感があります。

そんな中,学園青春系は,スポ根系ほど作品の全てが野球だけでなく,学園の様子も多く取り上げていて,読んでいて甘酸っぱい青春を思い出せてくれます。

一方で,野球の対決が今後の恋愛事情に絡むため,野球の描写もしっかりと描いていることが多いです。

スポ根系の王道は「巨人の星」のような,三度の飯よりも野球!というような風に想像されるかもしれません。「巨人の星」は名作ですが,最近の作品は当時ほどめちゃくちゃなトレーニングをしないことや,気が狂うほどの野球愛というまではいかないかもしれません。

最近のトレンドは,実際のリアルな野球事情を反映した理論的な「スポ根野球」という印象です。(もはやスポ根とは言えないかもしれませんが。)

実際の球場に非常に似た作りをしていたり,実際の高校名をもじったチームがあったりと,作者が高校野球に非常に精通していることがわかります。

今回のランキングは様々なジャンルはごちゃ混ぜですが,誰もが知っているあの名作!というよりも,こんなマンガがあったのか!?

といった視点で作成していますので,誰もが知っている作品はもう読んだから,隠れた名作に出会いたい!という方にはオススメです。

意外と知らない!?野球マンガの隠れた名作を発表

さて,今回のランキングでは,「意外と知らない!?野球マンガの隠れた名作」として作成をしました。

このランキングはマンガ好きの友人との議論の結果と私の主観が多く含まれているため,異論は多くあるかもしれません。

あくまで,一個人のマンガ好きの意見として参考にしてください。

それでは,どうぞ!

  • 砂の栄冠

    砂の栄冠

    1千万円で甲子園を買え!『ドラゴン桜』の作者が描く、完璧に新しい高校野球ストーリー!――創立100年目での甲子園初出場を目指し地区大会決勝に挑む、埼玉の名門・県立樫野(かしの)高校。3年生の不動のエース・中村(なかむら)に圧し掛かる、とてつもなく大きな重圧。2年生のショート・七嶋(ななしま)は、中村に、かける言葉がない。涙も涸れる甲子園ロードが、今スタートする!

    1口コメント

    ドラゴン桜の作者である「三田先生」の作品です。高校野球を青春ではなく,金や興行の場とみており,普通の野球マンガよりもダークな部分が垣間見れます。

    老人のトクさんから1000万円をもらうことで物語が始まり,さすが三田先生の作品と思う,人間心理の表現がとても引き込まれます。

    ・七嶋のブラックな部分
    ・樫野高校野球部が高校野球ファンに愛されるよう常に全力疾走を心がけ,挨拶もはっきりとしているが,それには思惑が
  • 忘却バッテリー

    忘却

    中学球界で名を馳せるも野球から遠ざかっていた天才たちが都立の野球無名高校で偶然集結。完全無欠の剛腕投手・清峰葉流火(きよみねはるか)。その相方(バッテリー)、切れ者捕手の“智将”要圭(記憶喪失により現在、素人!)。そして、かつて2人に敗れ散った者たち…。巡り合い、再び動き出す彼らの高校野球ストーリーがいま始まる!!

    1口コメント

    中学シニアで伝説となっているバッテリーと,そのバッテリーによって心が折られて野球をやめた2人の天才が無名の公立高校で出会います。智将と呼ばれた要が記憶喪失となってしまい,ポンコツになって新たに野球を始め,「楽しかった頃の野球」を思い出していきます。

    ジャンププラスで連載されているため無料で読める作品ですが,無料で読めるとは思えないレベルです。

    要が記憶喪失となりポンコツとなってしまい,序盤はギャグ的な要素も多いのですが,話が進むにあたり,それぞれのキャラの葛藤を掘り下げているので,実際に活躍する場面は感情移入してしまいます。

    脇役にもスポットライトを当てているため,それぞれの立場の想いを感じることができます。

    ・天才バッテリーが無名高校へいって大活躍

    ・徐々に野球を思い出す智将・要の活躍

    ・諦めた夢をもう一度叶えようと努力するチームメイト

  • 4番サード

    4番サード

    “ミスタージャイアンツ”長嶋茂雄と同姓同名というだけで、野球下手なのに4番バッターにまつりあげられてしまった長島茂雄。彼は偶然見つけたスポーツ用品店で、どんなボールでも打てる「神様のバット」を手に入れるが……どんな球でも打てる“神様のバット”を手に入れた野球少年は?手のひらサイズの名探偵はどんな難問に挑むのか?など、日常生活から外れた不思議なできごとを描いた作品を集めたアンソロジー。

    1口コメント

    あの名探偵コナンの青山先生が描く短編集の中の1つです。

    ポケットにお金を入れれば,どんなへたくそでも打つことができるバットを手に入れた茂雄は,それを使って活躍をしますが…

    ・どんな球も打てる「神様のバット」の効力
    ・バットだけでなくグローブもある!?
  • やったろうじゃん

    やったろうじゃん

    創部3年目にしてベスト8入りを果たした朝霧学園野球部。しかし、のびのびと野球を楽しんでいるこのチームには、甲子園に行くための決定的な「何か」が足りなかった。ある日、そんな野球部の前に謎の新監督が現われ……!?鬼監督・喜多条を迎え、甲子園を目指す朝霧ナインが、理想と現実のギャップを克服し、高校時代の3年間を完全燃焼する姿を爽やかに描いた傑作!!

    1口コメント

    高校教師として県立朝霧高校に赴任した監督の喜多条ですが,本人たちが本気で甲子園に行きたいことを伝え本気で甲子園にいくための練習を始めます。監督の喜多条は強豪校でエースとして甲子園で活躍した逸材でしたが,肩を酷使され現役を不本意なまま終えてしまいます。

    準主人公である加納はエースでキャプテンという立場で努力を続けますが,後輩である江崎の入部により,エースを奪われてしまいます。個人的にはこの投手を諦める試合での感情が非常に悲しく,それでいてチームのためを思っての英断でもあり,とても感動しました。

    原先生の青年向け野球マンガの傑作ですので,大人でも熱くなる野球マンガを読みたいときにはオススメの作品です。

    ・監督・喜多条の知られざる悲しい過去

    ・エース加納の葛藤

    ・楽しくやっていた野球から勝つための辛い野球への移行

    ・新エース江崎に降りかかる苦難と不幸

  • 名門!第三野球部

    名門!第三野球部

    檜あすなろ(ひのきあすなろ)桜高校一年。第三野球部に所属する落ちこぼれで毎日雑用ばかり。ある日、監督から第三野球部の解散を命じられる。そして最後のはなむけに一軍と試合し、もし勝ったら一軍にさせてもらえることに。それを聞いた第三野球部は猛特訓を始める……!!一軍との勝負の行方はいかに!?第三野球部のあすなろとその仲間たちの挑戦と成長を描いた感動野球漫画!!

    1口コメント

    強豪校である桜高校は名門であるがゆえに3軍まで用意されており,3軍はろくに練習もさせてもらえず,1軍にも酷い扱いを受けてしまいます。そんな中3軍が解散されることを知り,最後に1軍と勝負することになります。

    主人公のあすなろは,球も遅く内気な性格ですが,コントロールが抜群で内に秘めた強い意志がありました。1軍との対決により,自信をつけたあすなろはどんどん投手としての才能を開花させていきます。

    少し昔の作品になりますが,3軍だったチームが甲子園決勝まで登りあがる不屈の闘志は読んでとても熱くなります。

    ・あすなろの秘めた闘志

    ・ライバルの桑本の成長

    ・頼れるキャプテン海堂の存在

    ・第3野球部の個性溢れるキャラクター

  • 県立海空高校野球部員 山下たろーくん

    県立海空高校野球部員 山下たろ~くん

    史上最高の野球部員を目指す海空高校野球部員、山下たろー。勝てるはずのない強豪・山沼高を倒すため、他の野球部員と共に本気で練習に取り組む。そして、地区大会決勝まで勝ち上がり、ついに山沼と激突。試合中にも発展途上人間として成長を続けるたろー。右手を痛めたたろーと海空に果たして勝機はあるのか!?

    1口コメント

    強豪山沼高校が,悪ふざけで持ち上げたことで,勘違いしてしまう海空高校ですが,チームメイト全員がバカ正直なので鵜呑みにしてしまいます。

    その思い込みがどんどん加速していき,遂には甲子園の舞台で,山沼高校と戦うことになります。

    ・たろーのバカ真面目な姿
    ・チーム全員(辰巳以外)がお人よしの憎めない海空高校
  • グランドスラム

    グランドスラム

    孤独な拳法少年・世界一心は、憧れ続けた野球部の門を叩く。だが同級生の蔵座直哉に入部テストを課されることに。窮地に追い詰められた一心は、培ってきた「秘めた力」を発揮して…!?弱虫・世界一心の加入で、弱小野球部の大逆襲が始まった――!!

    1口コメント

    拳法を習っていた主人公の一心は,念願の野球部に入団します。

    始めは素人のような動きですが,拳法を習っていたことにより,周りと違った効率的な体を動きを知らずに体得しており,野球選手としてもどんどん成長をしていきます。

    ・一心の拳法から学んだ独特の動き
    ・天才蔵座の心の成長
  • 青空

    青空

    霞高校野球部を自らの暴力事件で廃部に追い込んだ三雲氷介。だが、事件の裏には沙川雪という女生徒の悲しみが潜んでいた…。今は行方不明となった2人のために、幼なじみの天野光一は、野球部再建を誓って霞高校へ入学する。

    1口コメント

    原先生の作品は野球への情熱も強いが,恋愛話(人間関係)にドラマというか,メインの話がきます。この作品も単に野球部がない高校を再建させて甲子園を目指すという話だけではありません。

    主人公・光一が幼少期に氷介から伝えられた想いを胸に,多くの困難に立ち向かっていきます。

    原先生の作品は女性が不幸な目に遭うことが,大きなターニングポイントになることが多く,読んでいてとても辛い気持ちになることがありますが,それがどんどんと物語に引き込まれる要素ともなります。

    ・光一と氷介の近い

    ・氷介と雪を襲った悲劇

    ・霞高校野球部の再建

  • 天のプラタナス

    天のプラタナス

    「誰にでも打たれる天才」!?裏方バッティングピッチャー海原夏生(かいはら・なつお)が、浜鹿(はましか)高校野球部エースに大抜擢!?「甲子園は夢じゃなくて目標よ!」シロウト女性新監督のムチャな一言から弱小都立高の奇跡が始まった!

    1口コメント

    主人公の夏生は,浜鹿高校の1年生です。中学時代は「光が丘シニア」に所属し,全国制覇をするほどの強豪ですが,彼は「ドクターピーマン」という異名を持つ,非常に優秀なバッティングピッチャーでした。しかしピッチャーであればエースになることを望むのが常でして,彼もエースとしての活躍を望んでいました。ドリームスや風光るといった作品もそうですが,野球を知らない人もきっと野球が好きになる。そんな作品です。

    ・どんな球も投げ分ける「ドクターピーマン」の実力

    ・テニス部出身の女監督

  • ペナントレース やまだたいちの奇蹟

    ペナントレース やまだたいちの奇蹟

    弱小球団アストロズに憧れ続ける山田太一、18歳。幼い頃に観たアストロズの試合で、火の玉男・三原(現監督)の奮闘に感動した太一は、双子の弟・泰二とともにアストロズに入団し、3人で黄金時代を築くことを夢見る。しかし、高校球界No.1投手の泰二に比べ、太一はベンチ入りしたことすらない超ヘタクソ。そんな太一がアストロズの入団試験を受けることに…。

    1口コメント

    双子の弟は一級品の能力を持ちながら,主人公の兄たいちは,超へたくそ。それでも諦めずにいたらプロ野球の道が開かれました。作品自体は少し古いですが,ハチャメチャなたいちの姿は見入ってしまいます。

    ・たいちの努力とひたむきさ
    ・天才の弟・泰二の知られざる苦悩
  • 逆境ナイン

    逆境ナイン

    校長室に呼ばれた野球部キャプテン・不屈闘志が、突然校長から野球部の廃部を命じられた。そこで彼は部の存続のために「甲子園大会での優勝」を宣言し、その決意の証明として、春の甲子園ベスト8・日の出商業を10日後の練習試合で倒すことを誓ってしまう。その日から猛特訓を開始したナインだが、試合3日前になって部員が次々と脱落していき…!?

    1口コメント

    スポ根とギャグの2つの要素を兼ね備える野球マンガです。全力学園高校野球部が数々の逆境に立ち向かい,甲子園優勝を目指します。

    島本先生はギャグマンガと表現していますが,作中のキャラは真面目に野球をやるからこそ起こるギャグでして,見ていて笑ってしまうような爽快感があります。

    ・不屈闘志の不屈の精神

    ・人生的教訓になるほどのインパクトのある名セリフ

  • 錻力のアーチスト

    錻力のアーチスト

    甲子園出場を目指す天才スラッガー・清作雄。汗と砂と泥にまみれ、四番道を大驀進!!フルスイング高校野球ロマン、開幕!!

    1口コメント

    個人的には結末が残念だと思った作品の1つです。主人公の清作は中学時代自分のホームランだけで勝利ができると思っていましたが,腰の怪我により,チームメイトから疎まれていたことがわかります。

    高校野球部入学後,自分よりもスゴイホームランバッターに出会い,人間としても成長をしていきます。

    終盤は主人公「」のホームランを打つ場面もめっきり減ってしまい,最終的には打ち切りのような終わり方になってしまい,楽しみにしていた分少し残念ではありました。

    ・主人公・清作の打者・人間としての成長

    ・先輩の大打者・弐織敏の存在

    ・ライバル校の強敵たちの圧倒的な存在感

まとめ

いかがでしょうか。

誰もが知っている名作野球マンガばかりではありませんでしたので,初めて知った作品もあるかもしれません。

また,連載当時は非常に有名でも,年月とともに知らない世代が出てくるのもしょうがないことだと思います。

こんなのランキングはそんな埋もれてしまった名作を集めてみましたので,もし今まで読んだことがないけど,面白そうだ!

という作品があれば,ぜひ一度手に取って読んでみてください。