かっこいいダークヒーローといえば?おすすめマンガランキング【12選】

こんにちは。

久々の更新となってしまいましたが,今後は定期的に更新をしていきたいと思っています。

よろしくお願いします。

 

早速ですが,マンガの主人公はどんな性格が理想でしょうか。

ザ・ジャンプのような,天真爛漫なキャラクターでしょうか。

正義が悪を倒す

といった善と悪がはっきりしているマンガ=人気が出やすい

という傾向があるかもしれませんが,読者に色々と考えさせる,考えさせられるダークヒーローというものも存在しています。

そして,このようなダークなマンガというのは一定の支持を得ています。

今回はそのようなダークヒーロー(アンチヒーロー)が活躍するマンガランキングを作ってみました。

ダークヒーローの展開とは

ここでいうダークヒーローは,アンチヒーローとも言われます。

一般社会からは悪とされている存在が多く,「人格者」である主人公とは逸脱した存在であることが言えると思います。

典型的なヒーローであれば,正義を愛し,市民を守るために戦いいます。

ダークヒーローは,その悪を裁くためには,手段を選ばなかったり,自らも悪になったりします。

直訳すると「闇の英雄(主人公)」という意味になります。

ヒーローとダークヒーローの違い

人格者で,一般人を超える「能力・知識」を持ち,人々のために活躍する普通のヒーローが正統派ヒーローです。

スーパーマンがイメージしやすいと思います。

一方,「ダークヒーロー」は人格や見た目が悪いことが多く,目的達成をするためには,自らの手も汚します。

その行動の源は,社会のためとか,社会のルールとかを無視,自分の掟によってのみ行動することが特徴です。

これらの行動は,復讐がメインで,一般社会からは悪(もしくは情報操作で悪人とされている)ことが多いです。

ダークヒーローが支持される理由

このダークヒーローが支持される理由については,それぞれの作品ごとに異なることが多いので,一概には定義できませんが,おおよそ以下のようなものになると思います。

・悲しい理由に心打たれる
・爽快感だけじゃない深い感情
・現実は甘くない

悲しい理由に心打たれる

ダークヒーローになった理由は,裏切り・不幸な境遇があり,人間不信になる。といったケースが多いです。

読者はこの悲しい過去に心打たれ,やっていることはあまりよくないことだとしても,その主人公の行動に共感・支持をすることがあります。

爽快感だけじゃない深い感情

マンガに何を求めるのか,という点になってきますが,正義感溢れるヒーローでは物足りない,ドロドロとした展開を求める人もいるでしょう。

人間の心理として,葛藤や不安などの描写や,苦難にどのように立ち向かうのか。とった部分を読むのが好き,という方もいると思います。

現実は甘くない

マンガの世界は楽しく,まっすぐ・前向きに,という展開が好きな人もいれば,現実社会の大変な部分,辛い部分,世の中の矛盾などを,マンガの中で表現している作品が好きという方もいるかと思います。

ダークヒーローは,それらの世の中の矛盾を壊したり,立ち向かったりとしていきたい。それらの行動に共感・支持をすることもあると思います。

かっこいいダークヒーローが活躍するおすすめマンガランキングを発表

さて,今回のランキングでは,「かっこいいダークヒーローといえば?マンガランキング」として作成をしました。

このランキングはマンガ好きの友人との議論の結果と私の主観が多く含まれているため,異論は多くあるかもしれません。

あくまで,一個人のマンガ好きの意見として参考にしてください。

それでは,どうぞ!

  • デスノート

    デスノート

    このノートに名前を書かれた人間は死ぬ…。死神リュークが人間界に落とした一冊のノート「DEATHNOTE」。ここから、二人の選ばれし者「夜神月」と「L」の壮絶な戦いが始まる!!かつてないスリルとサスペンス!!

    1口コメント

    設定,画力ともに申し分ないダークヒーロー物語です。

    夜神月がデスノートに出会わなければ,誰よりも正義感のもった警官なりエリート官僚なりになっていたと思うと,なんとも言えない気持ちになります。

    最後の月を追い詰めるシーンが少し無理がありましたが,デスノートという性質を考えると終わり方としては,綺麗に短く終わっていると思います。

    ・月とLの頭脳戦
    ・名前を書いただけで死ぬデスノートの威力
  • ZETMAN

    ZETMAN

    手の甲に円状のコブを持つ不思議な少年ジン。続発する怪事件を背景に、謎の老人がジンのことを探し始めた…。ある日、ジンの前に突然、異形の殺人鬼が出現。それまでの平穏な日常は激変する。人知を超えた殺人鬼の力を前にジンは!?壮大な物語が、今始まる…!!

    1口コメント

    ZETMANはSF作品として,とても有名で,桂先生は他にも多くのSF作品でヒットしています。

    しかし,SF作品以外にも「I"s」のようなSF要素のない作品でもヒット作を生み出しています。

    その持ち前の画力で戦闘シーンだけでなく。女性の表情や仕草などが非常にうまく,キャラ人気も非常に高いのも特徴です。

    ・2人の主人公が繰り広げる「善」と「悪」
    ・徐々に明らかになる陰謀
  • ジャガーン

    ジャガーン

    交番勤めの警官・蛇ヶ崎晋太郎は同棲中の彼女と、このまま結婚して家庭を持って子供が生まれて―― という未来をつまんなそうに思っている。ある日、目前に壊人(カイジン)が出現!! …と、その瞬間、右手に異変が…!! 破壊と絶望の新ダークヒーロー、ビッグバン(爆誕)!!

    1口コメント

    元々は真面目で心優しい青年だったが,ある日散らばったキチガエルによって,これまで生活が一変します。

    自身をダークヒーローとして認識しており,正しい方法ではないことを感じながら,自らの欲望のために,ダークヒーローとして立ち上がります。

    ・それぞれの欲望

    ・正義とは何か

  • コードギアス 反逆のルルーシュ

    皇暦2010年。ブリタニア帝国に支配された日本。「エリア11」と名前を変えられたこの国で、ルルーシュは謎の力を手に入れる…。

    1口コメント

    主人公ルルーシュは,殺された母の復讐と妹の未来のために,いかなる手段を使っても帝国への反逆を遂行します。

    アニメ作品が原作ですが,主人公が悪役で,敵役であるスザクが「正しい力で帝国を変えたい」というこれまでの主人公と敵役像が逆転しているという斬新な設定で,爆発的な人気を得ました。

    ルルーシュの正義を見ていると,単純に「善」と「悪」で語ることができない話だと実感します。

    ・ダークヒーローとしてのラスト

    ・ルルーシュの手段を選ばない信念

  • 東京喰種

    東京喰種

    “東京”には、或るひとつの「絶望」が潜む…。群衆に紛れ、人間を狩り、その死肉を喰す怪人、人はそれを「喰種(グール)」と呼ぶ。青年が怪人に邂逅したとき、数奇な運命が廻り始める──!

    1口コメント

    第一部の最後で,ラスボスだと思われたキャラがまさかの展開です。

    実写化がされるなど非常にメディア的にも盛り上がった作品ですが,最後の結末が期待していただけに少しだけ残念でした。

    それ以外は新たなジャンルを貫いた名作です。

    ・カネキの悲しい人生
    ・喰種のそれぞれの葛藤
  • 嘘喰い

    嘘食い

    遊ぶ金欲しさに闇金に手を出し、取立てに追われる青年・梶くんの前に現れた謎の男・斑目貘。自らギャンブラーと名乗り、借金返済を手伝うと豪語する貘は、闇カジノへと乗り込むが…!?

    1口コメント

    ギャンブルがメインでありながら,格闘やアクションシーンも備えています。

    主人公の獏は,嘘食いと呼ばれる伝説的なギャンブラーで,裏で絶大な権力を誇る賭郎との因縁を晴らすために多くのギャンブルに挑戦します。

    伏線とまではいかなくても,当初謎だったものが解決されたり,ただのギャンブルマンガではなく,しっかりと練られた設定があったりと49巻で完結しましたが,非常に読み応えのある作品です。

    ・獏とお屋形様の因縁
  • ヘルシング

    幽霊船デメテル号に乗ってアーカードが遂に来た!かくして役者は全員演壇へと登り、暁の惨劇は幕を上げる・・・・・・

    1口コメント

    ヘルシングとミレニアムの戦いにある複雑なストーリー展開は,単純なホラー系のバトルとは別に読み応えがあります。しかし,その登場キャラの関係性を全て把握するのも結構大変でした。

    ・斬って,撃って,戦う

    ・世界最強の存在「アーカード」

  • トモダチゲーム

    主人公の友一は4人の友達とともに、借金返済のため謎のゲームにのぞむ。友情さえあれば、おそろしく簡単なゲームのはずだった。そう、友情さえあれば…。だが、誰かのおかした裏切りが疑心を生み、ゲームは息づまる心理戦となる!!

    1口コメント

    読み始めは仲良しの高校生グループが友達であればクリアできる簡単なゲームに挑戦するという話で仲良く協力しながらクリアするのかと思っていましたが,想像以上にドロドロの展開で,良い意味で裏切られました。

    友一の物語の主人公とは思えないほどの冷酷な性格にも注目です。

    ・トモダチとは何か
    ・トモダチゲームの本当の裏切り者とは
  • デビルマン

    197X年。不動明は大人しい少年であったが、ある日、地球の先住人類「デーモン(悪魔)」が200万年の眠りから目覚めて復活し、地球を人類から奪い返そうとしていることを知らされる。デーモンと合体し、その超能力を取り入れてデーモンと戦うことになったが。。。

    1口コメント

    主人公の不動明はデーモンと戦うためにデーモンとなります。本来なら正義のヒーローとして悪と戦うというのが王道ですが,悪魔として社会から拒絶されてしまうデビルマン軍団が本当に同情してしまいます。

    世間からの悪者扱いをされてしまうというダークヒーローの元祖とも言える作品です。

    ・デビルマン軍団の悲痛な叫び
  • 盾の勇者の成り上がり

    勇者として異世界に召喚された尚文は、冒険三日目にして仲間に裏切られ、すべてを失ってしまう…。他者を信じることのできなくなった尚文の前に、一人の少女が現れるのだが…!?

    1口コメント

    いわゆるなろう系と呼ばれる異世界転生ものの中ではストーリーをしっかり楽しめる作品だと思います。なろう系は転生してチート,無双で進んでいきますが,この作品は主人公がとにかく不遇です。そんなことから性格まで歪み,なんとか異世界で生き抜いていきます。

    ・歪んだ中でも信頼できる仲間
  • クロサギ

    「1千万円の出資で1億円の融資が受けられる」という言葉に乗せられ、財団法人理事長を名乗る新川に金を振り込んだ会社社長・丹羽里子。だが1億円の手形の決済日を前に、その財団事務所は丸ごと消滅!当然、手形は不渡りとなり、丹羽の会社はがけっぷちに立たされてしまう。ついには自殺まで考えた丹羽の前に、「職業、詐欺師!!」と言い放つ青年・黒崎が現れて…

    1口コメント

    山P初の単独主演作として実写化もされた作品です。
    クロサギとは詐欺師を騙す詐欺師で,主人公の黒崎はとある理由から詐欺師を騙しています。
    被害者には騙された金額を取り戻し,感謝されますが,黒崎本人はさらに多くの額を騙しとっています。まさにダークヒーローですね。

    ・現代社会の詐欺の数々
  • パーフェクトヒューマン

    世良優人、18歳。帝都大学主席合格の頭脳にして、天才プロボクサー。容姿も性格も完璧で、世間から注目を集める彼の恐ろしい秘密ーーそれは5人の同じ顔の男が一人の人間を演じているという事実だった。世を欺き欲望のままに生きる彼らの真の目的とはーーー。

    1口コメント

    主人公である世良優人18歳。帝都大学主席合格の頭脳にして,天才プロボクサーです。

    しかし,彼には重大な秘密があります。

    この手の複数の人格が暗躍する作品は多重人格者といった設定が多いのですが,なんとこの作品では世良が5人もいます。

    しかし同一人物を5人が演じるのには限界もあり,少しづつ破綻していきます。

    5巻で完結するので,サラっと読み終えることができます。

    ・5人が演じる世良の暗躍
    ・賛否両論のラスト
  • ワンナウツ

    “優勝に必要な何かが足りない” その“何か”を捜して、沖縄で自主トレに励む“不運の天才打者”児島弘道。そこで彼は一人の男と出会う。120km/hそこそこの直球だけで、賭野球“ワンナウト”で無敗を誇る男。彼は名乗る。渡久地東亜と…。

    1口コメント

    賭野球「ワンナウト」で無敗を誇るピッチャーで,天才勝負師の渡久地の物語です。

    類稀なる制球力と勝負感で「ワンナウト」をとることの契約のみで巨額の年俸を獲得していきます。

    よくある熱血野球系とは毛色が異なる野球マンガで,ダーティな主人公がとても印象的です。

    ・渡久地の天才的な勝負感

まとめ

今回のダークヒーローのランキングについては,ダークファンタジーとは別物として作成しています。

また,ダークヒーローという定義が,「英雄」という救世主のような意味ではなく,物語の主人公という意味での「ヒーロー」としています。

そのため,イメージとしては,「悪役(になってしまった)の主人公」という感じの作品を選出しています。

デスノートに代表されるように,ダークヒーローは,外道な方法で世の中を変えたり,世間のルールからは逸脱しているものの,法で裁くことができないものを代わりに裁いたりと,一部の信者からは「神」のように崇められることもあります。

そして,デビルマンのように,悪魔と合体することで,悪を倒すというやむを得ない事情にも関わらず,世間から「悪」レッテルと貼られ,ダークヒーローとして奔走する,というストーリー展開もあります。

東京喰種もカネキという少年が不運な事故(事件)に巻き込まれ,「悪人」扱いされながらも,必死に生きていく。というストーリー展開ですね。
他には,主人公が元々「悪」で,そのダーティな言動や行動が面白い!という展開の作品もあります。

それぞれのダークヒーローの像は皆さんで違うと思います。

しかし,それぞれの主人公の「ダーク」な部分というのは,普通の「ヒーロー」とはまた違った魅力や,読み方を与えてくれると思います。

今回のランキングで紹介をした作品について興味があれば,ぜひ一度手に取ってみてくださいね。