みなさん,こんにちは。
マンガを読み始めるときに,この作品を読もう!
とその作品を手に取るとき,どんな基準で選んでいるでしょうか。
・話題にあがっている作品
・好きな作者の新連載
・友達がオススメしてきた作品
・好きなこと,興味のあることが題材となっている作品
・何らかのランキングで上位となっている作品
などなど,いくつかの基準があり,
いくつかの要素を吟味したうえで,
じゃあ読んでみようか!
となると思います。
この基準はもちろん大切で,まず興味のある作品を探すにも非常に時間がかかることもあります。
そして,友達からオススメされたマンガをいざ手に取り,表紙や中身をパラパラと見たときに,すぐにピンとくるものがあります。
内容まではすぐに把握することはできません。
読んでいて良い方向に進むものもあれば,出オチ的なストーリーで残念だと感じる作品もあります。
それでも絵がキレイだったら,多少のストーリー展開には目をつむることができるかもしれません。
逆に言えば,どれだけ良いストーリー展開でもあまり上手くない絵や好みじゃない絵であれば,そもそも読まれない可能性すらあります。
そこで今回は,『絵がうまい,画力が高い漫画家の作品』マンガランキングを作成しました。
絵がうまい漫画家の作品とは
『絵がうまい,画力が高い漫画家の作品』ということでランキングを作成しましたが,個人的な好みもありますが,極論ほとんどのマンガ家さんは絵が上手です。
しかし,それではランキングが成立しませんので,その中でも特に絵が上手い漫画家さんと作品を紹介します。
このストーリー展開にあった描き方というのもとても重要で,とてもシリアスでハラハラドキドキするストーリーで,柔らかすぎる作品では恐怖感は薄れてしまいます。
また,最高に熱いスポーツマンガを目指しているのに,躍動感がなく,大事な試合の描写がなかったら,面白い作品とは言えないと思います。
絵がうまい,画力が高い漫画家の作品ランキングを発表
さて,今回のランキングでは,「絵がうまい,画力が高い漫画家の作品」として作成をしました。
このランキングはマンガ好きの友人との議論の結果と私の主観が多く含まれているため,異論は多くあるかもしれません。
あくまで,一個人のマンガ好きの意見として参考にしてください。
それでは,どうぞ!
- エア・ギア
自由に空間を駆けるインラインスケート、A・T(エア・トレック)を使い、街を疾走する暴風族(ストームライダー)たち。A・Tチーム髑髏十字軍(スカルセイダース)が夜の街を席捲していた。東中(ヒガチュー)最強のベビーフェイス・イッキは、髑髏十字軍の罠に落ちるが、リベンジのため、幼なじみのリンゴ達の誘いのままA・Tを手にした。憧れの空へ、誰よりも高く、迅く、そして強くなるためにイッキは跳ぶ!鬼才、大暮維人が描くハイスピードストリートアクション!!
1口コメント爽快なスリルとスポーツ感で,空を駆けるような強力モーターを装備したインラインローラー,A・T(エア・トレック)。それを装着した少年少女たちが,空を駆け,激しいバトルを繰り広げます。
とにかく派手なアクション描写が爽快な作品で,猛スピードで地から空へ,空から地へと走り,飛び回る姿がかっこよく,スピード感に溢れています。
・抜群の画力と,それを生かした躍動感・イッキの恋の行方 - ZETMAN
手の甲に円状のコブを持つ不思議な少年ジン。続発する怪事件を背景に、謎の老人がジンのことを探し始めた…。ある日、ジンの前に突然、異形の殺人鬼が出現。それまでの平穏な日常は激変する。人知を超えた殺人鬼の力を前にジンは!?壮大な物語が、今始まる…!!
1口コメントZETMANはSF作品として,とても有名で,桂先生は他にも多くのSF作品でヒットしています。
しかし,SF作品以外にも「I"s」のようなSF要素のない作品でもヒット作を生み出しています。
その持ち前の画力で戦闘シーンだけでなく。女性の表情や仕草などが非常にうまく,キャラ人気も非常に高いのも特徴です。
・2人の主人公が繰り広げる「善」と「悪」・徐々に明らかになる陰謀 - スラムダンク
「好きな娘と一緒に登下校」したいと、中学時代50人の女の子に告白するがフラれ、高校では彼女を作りたいと湘北高校ヘ入学した主人公の桜木花道は、同学年の女生徒、赤木晴子に一目惚れし、誘われるがまま、バスケ部に入部する。初心者でルールも分からない桜木は、地味な練習に嫌気をさしたりするが、キャプテンの赤木剛憲、通称「ゴリ」の厳しい指導やその妹の晴子の励まし、同学年のエース、流川楓に対抗心を燃やすなど、徐々に上手くなっていく。
1口コメント言わずと知れた名作中の名作です。特にバスケットマンガは当時タブーとされるほど難しい題材だったようですが,その熱い闘いを見事に描かれています。
花道の所属する湘北高校だけでなく,ライバル高校のプレイヤーにもそれぞれに特徴や見どころがあり,本当に終わりまで楽しむことができます。
・花道の類まれなる身体能力とその成長速度・流川のバスケに対する想い・キャプテン赤木の魂 - GANTS
地下鉄のホームで撥ねられ死んだはずの玄野、加藤は謎のマンションの一室に一瞬にして転送される。そこに置かれた得体の知れない黒い球の指令により、ねぎ星人の暗殺を命じられた玄野らは、状況を把握できないままねぎ星人の元へと転送される。マンションにいた仲間によってねぎ星人は殺されるが、新たなねぎ星人が現れ…。
1口コメントアニメ化・実写化とマンガ原作の成功ルートを辿った本作品は,中二心をくすぐる設定でヤンジャンで絶大な人気を誇りました。
特に絵も非常に上手く,女性キャラもよく話題になっていました。
結末は悪いわけではないですが,広げた風呂敷と高まった期待を考えると少し残念でした。
奥先生の中では,納得の結末だったかどうかはわかりませんが。
・玄野のヒーロー感・多種多様な星人たち - HUNTER×HUNTER
父と同じハンターになるため、そして父に会うため、ゴンの旅が始まった。同じようにハンターになるため試験を受ける、レオリオ・クラピカ・キルアと共に、次々と難関を突破していくが…!?
1口コメントストーリー,画力ともに一級品の作品で,念の設定や,それぞれのキャラクターの心理描写が非常に上手く,数ある作品の中でも群を抜いていると思います。
ただ,唯一の難点は連載が止まってしまうことです。。
・ゴンの父親を捜す旅・ゴンの周りに集まる魅力的なキャラクター - デスノート
このノートに名前を書かれた人間は死ぬ…。死神リュークが人間界に落とした一冊のノート「DEATHNOTE」。ここから、二人の選ばれし者「夜神月」と「L」の壮絶な戦いが始まる!!かつてないスリルとサスペンス!!
1口コメント設定,画力ともに申し分ないダークヒーロー物語です。
夜神月がデスノートに出会わなければ,誰よりも正義感のもった警官なりエリート官僚なりになっていたと思うと,なんとも言えない気持ちになります。
最後の月を追い詰めるシーンが少し無理がありましたが,デスノートという性質を考えると終わり方としては,綺麗に短く終わっていると思います。
・月とLの頭脳戦・名前を書いただけで死ぬデスノートの威力 - 東京喰種
“東京”には、或るひとつの「絶望」が潜む…。群衆に紛れ、人間を狩り、その死肉を喰す怪人、人はそれを「喰種(グール)」と呼ぶ。青年が怪人に邂逅したとき、数奇な運命が廻り始める──!
1口コメント第一部の最後で,ラスボスだと思われたキャラがまさかの展開です。
実写化がされるなど非常にメディア的にも盛り上がった作品ですが,最後の結末が期待していただけに少しだけ残念でした。
それ以外は新たなジャンルを貫いた名作です。
・カネキの悲しい人生・喰種のそれぞれの葛藤 - アイシールド21
泥門高校1年・小早川瀬那。気弱な性格が災いし、幼き頃よりパシリ人生を送ってきた。だがそのおかげで(?)ズバ抜けた俊足を持つ瀬那は、悪魔のごとき男・ヒル魔によりアメフト部へと引きずり込まれるが!?
1口コメントアメフトのルールをあまり知らなくても楽しめる稀有な作品です。
アメフトやラグビーなどの体の接触が多いスポーツマンガはなかなか人気が出るのは難しいのですが,しっかりとした構成で長すぎず,濃密な展開となっています。
主人公のチームメイトは型破りな選手が多いですが,ジャンプの「友情・努力・勝利」の構図はしっかりと残っています。
個人的には,ハチャメチャな先輩である「蛭魔」のアメフトにかける想いが非常に心打たれました。
・蛭魔の影の努力・魅力的な対戦相手 - AKIRA
主人公である職業訓練校生・金田率いる暴走族の少年たちは、旧市街へと続く遺棄されたハイウェイに入り込んでバイクを走らせていたところ、「爆心地」付近で白髪の少年と遭遇する。彼は軍の研究機関から、反政府ゲリラによって連れ出された実験体・タカシ(26号)であった。
暴走族のメンバー・鉄雄は、突然現れたタカシを避けきれず事故を起こし負傷する。鉄雄はタカシと共に軍の研究機関に連れ去られるが、タカシとの接触をきっかけに鉄雄の中に能力が目覚め始める。1口コメント少し古い作品ですが,名作中の名作です。
世代的に見たことがないがない人が多いかもしれませんが,ハリウッド実写化もした作品で,6巻ほどで完結しますが,その内容の厚さに驚かされます。
SFマンガの金字塔とも呼ばれるマンガで,しっかりと読み込まないと理解をしにくいですが,金田という不良少年のリーダーが主人公で,「アキラ」をめぐる多くの争いと思惑に,特殊な能力を持たない主人公が立ち向かいます。
・変わり果てた幼馴染を追い続ける金田・持ち前の度胸と機転で危機を回避する金田 - 食戟のソーマ
実家が下町の定食屋を営む中学生・幸平創真。目標である料理人の父を越える為、創真は修業の毎日を送っていた。しかし突然、父から料理学校への編入話を告げられ…!?創造する新料理マンガ、ここに開演!!
1口コメント食戟という料理バトルを中心に,料理学校で多くのライバルと対決をしていき,憧れの父親に追いつけるように努力をしていきます。
主人公が作る美味しすぎる料理を食べると,男性・女性を問わず官能的な表現で全裸になる描写には,「これなんのマンガだ!?」と思わず呟いてしまいますが,新しい料理バトルマンガという地位を確立しました。
絵がうまくストーリーも意外としっかりとしているので,最後まで楽しくよめてしまいます。
・現実で作っても絶対に美味しいであろう料理・思わず笑ってしまうシリアスな笑い - 君のいる町
初対面だけど、同居します!!――高校進学のため、東京から一人で田舎に越してきた柚希(ゆずき)。しかし、住むのは親戚でもない桐島青大(きりしま・はると)の家!つまり居候!!「会ったこともないヤツが、いきなり自分の家に住むなんて……」同居に納得いかない青大をよそに、初日からすっかり馴染む柚希。春から2人が通う高校には、青大の意中の人・七海(ななみ)もいるし、面倒なことにだけはなりませんように……。
1口コメント瀬尾先生の作品はとにかく女の子が可愛いです。
本作の評価は意外にも賛否両論で,登場するヒロインはよく言えば天真爛漫。悪く言えば,ちょっと面倒くさいかもしれません。
マンガだから許されるけど,実際にいたら。。。という方もいるかもしれません。
それでも,過去の経緯を読み進めていくうちにヒロインにも感情移入できると思います。
・幼き頃の約束・感動の大恋愛
まとめ
いかがでしょうか。
ドラゴンボールは,言わずと知れた鳥山明先生の名作で,ドラゴンクエストの作画も担当していますね。
孫悟空・悟飯・悟天の描き分けはあまりなかったり,ギャグ要素もあったりとしますが,戦闘シーンや,単行本の最後にある書き下ろしのキャラは圧巻です。内容良し,画力良し,の文句なしの作品です。
エア・ギアは,大暮維人先生の作品で,大暮先生は特に漫画家の方から絵が上手いと評判の本当に上手い人です。
ZETMANは,桂正和先生の作品で,他にも「電影少女」や「I"s」などの作品もあります。昔からずっと絵が上手い作品として非常に有名で,特に桂先生の作品は,要所の登場人物の心情変化がとても繊細で,その繊細な表情を非常に丁寧に描いています。
SLAMDUNKは,井上雄彦先生の作品で,こちらもドラゴンボール同様,不朽の名作と言えます。当時は,「バスケットボールマンガは流行らない」という風潮でしたが,持ち前の画力で躍動感溢れるプレーを描き,大人気作品となりました。
GANTSは,奥浩哉先生の作品で,特に人物をカッコよく,可愛く描くのが非常に長けていると思います。また,GANTSは,3DCGと呼ばれる手法が使われており,背景は実際の建造物をオマージュとして描かれており,リアル感が更に向上しています。3DCGは他よりも時間がかかるため,それだけ絵にこだわりをもって連載をされていたことがわかります。
ハンターハンターは,冨樫義博先生の作品で,「幽遊白書」などの作品も有名です。巻末の書き下ろしページは圧巻です。ハンターハンターは特にストーリーも非常に面白く,個人的には続きがとても気になる作品の1つですが,休載が目立ち,いつの日か最終回が読めることを楽しみにしています。
デスノートは,小畑健先生が作画を務める作品で,「ヒカルの碁」「バクマン」なども有名です。「小畑健展」が開催されるなど,その画力と,多くの人気キャラを描き,世間的にも絵が上手い漫画家の筆頭です。
東京喰種は,石田スイ先生の作品で,現代を舞台に,人間の肉を食べることで生きていく「グール」という人間に似た生物を中心に物語が進みます。人間の肉を食べるということで,時に残酷なシーンもありながら,「生きること」に踏み込んだ場面もあったり,全体的に暗い雰囲気が多いながらも,そこで見出す「希望」があったりと,一気にのめり込んでしまいます。
この雰囲気と絵が非常にマッチしています。
アイシールド21は,村田雄介先生の作品で,アメフトマンガの金字塔ともいえる作品です。最近では「ワンパンマン」の作画も担当しており,難しい衝突スポーツを見やすく描いたり,「ワンパンマン」のような激しいバトルマンガもスピード感溢れて描いたりと,その能力を発揮しています。
君のいる町は,瀬尾公治先生の作品で,「君のいる町」に限らず,「涼風」「風夏」などの作品でも,それぞれの登場人物が同じ世界軸に登場し,それぞれの物語に影響を与えており,シリーズとしても読むことができます。
マガジン連載中は,お色気連載担当として人気を得ており,どの女性キャラも綺麗に可愛く描く能力は,全ての漫画家さんの中でもピカイチだと思います。
他にも,AKIRAは,大友克洋先生,食戟のソーマは,佐伯俊先生の作品として,非常に絵がうまい作品として有名です。
ぜひ今回の作品を参考にして,名作に出会ってください。