思わず声がでる。設定や伏線回収が秀逸なマンガランキング【12選】

こんにちは。

 

マンガを読んでいて,一番楽しい瞬間はどこでしょうか。

主人公が強敵を倒したときですか?
主人公の恋愛が成功したときですか?
世界が平和になったときですか?
最強の主人公が爽快に敵を倒したときですか?

もちろん答えはそれぞれあり,人それぞれ回答は違うと思います。

しかし,どんなマンガでも設定がしっかりとしている作品は面白いですし,序盤の何気ない一言や情景が後々にとても大事な意味があることや,重要なヒントになるといった伏線回収シーンがその作品が名作と呼ばれるか否かという点でも非常に大事な要素だと私は思っています。

設定がしっかりしている
伏線回収が秀逸である
これらの要素がある=名作

というわけではありませんが,全ての名作にはどちらかの要素もしくは,どちらの要素も兼ね備えていると言えるでしょう。

他にもマンガ選びに参考となるテーマでのランキング記事を作成しているので,ぜひご参考ください。

関連記事

みなさん,こんにちは。 大人になると,だんだんとマンガを読む機会が減ってくる方は多いのではないでしょうか。私自身はマンガがとても好きなので大人になってからでも,マンガを読む量は変わっていません。むし[…]

関連記事

みなさん,こんにちは。終わり良ければ全てよし。という言葉がありますが,マンガにおいても結末や最終回というのは非常に重要です。これまでどれだけ面白い展開でも,最終話が陳腐なものだったり,物語中の伏線を回収できないで終わ[…]

ぜひこのランキングを参考にして,一気に完結まで読破しましょう。

設定が秀逸なマンガの特徴とは

設定が秀逸と言われると,

今までこんな斬新な発想の設定はなかった!

というパターンと,

よくありがちな題材だけれども,作りこみがスゴイ!

というパターンがあると思います。

前者であれば,『進撃の巨人』のような作品が挙げられると思います。

『進撃の巨人』は,ある日当然何十メートルもある壁に覆われた街をそれ以上の巨人が人々を襲います。

また,後者であれば,『ハンターハンター』のような,主人公のゴンがハンターである父親を捜すために旅に出ます。

念といった能力や,能力バトルというのはありがちではありますが,作者の冨樫先生の凝った設定で,読者をとても引き込んでいます。

他にも,封神演義やヒストリエは,実際の史実や物語をモチーフにしており,斬新な設定というよりも,しっかりと凝った設定で描かれているのはとても読んでいて引き込まれます。

伏線回収が秀逸なマンガの特徴とは

そもそも「伏線(ふくせん)」とは, 

「後で起こることをあらかじめほのめかすこと」
「後の事が上手くいくよう前もって備えること」

という意味です。

よくマンガでいう伏線とは,この場合前者のことを言っていますね。

今後起こりうることを序盤でさりげなく表現しておいて,中盤~終盤前後で回収する(発覚する)といった流れです。

このさりげなく。というのが非常に重要で,おからさまな伏線の巻き方は逆に評価を下げてしまいます。

この読者が読みとばしてしまうものを,後から読み返したときに,

「あれっ!?この話って・・?」とついつい戻ってしまう伏線は非常に良い伏線だと思います。

伏線回収といったものでは,

割と緩めの伏線であれば,「RAVE」が有名ですね。

他にも「うしおととら」「寄生獣」「僕たちがいない街」「進撃の巨人」このあたりの作品は伏線回収が非常に魅力的です。

作者に直接聞いたわけではありませんが,最初の最後の展開をしっかりと決めておいて,その結末に向かって進んでいった。

といった印象があります。

人気がでたから,こっちの方向に進んでいった。

といった内容とは,物語の一貫性が少し違います。

(もちろん,そういった勢いのあるマンガも面白いですが,今回は別の議論としています。)

設定や伏線回収が秀逸なマンガランキングを発表

さて,今回のランキングでは,「設定や伏線回収が秀逸なマンガランキング」として作成をしました。

このランキングはマンガ好きの友人との議論の結果と私の主観が多く含まれているため,異論は多くあるかもしれません。

あくまで,一個人のマンガ好きの意見として参考にしてください。

それでは,どうぞ!

  • 進撃の巨人

    進撃の巨人

    手足をもがれ、餌と成り果てようと、人類は巨人に挑む!!巨人がすべてを支配する世界。巨人の餌と化した人類は巨大な壁を築き、壁外への自由と引き換えに侵略を防いでいた。だが名ばかりの平和は壁を越える大巨人の出現により崩れ、絶望の戦いが始まってしまう。

    1口コメント

    設定や伏線回収について衝撃を受けた作品です。作品によっては,人気具合によってキャラの未来が変わって最初の設定とつじつまが合わなくなることもありますが,この作品は最初から最後まで全て設定されたうえで,物語が進んでいるようです。

    連載当初は画力にケチがついたこともありますが,それを補うだけのストーリーと,シリアス展開でのギャグも面白く,段々と判明する事実と序盤の謎が上手く構成されています。

    ・エレンの良くも悪くも真っ直ぐすぎる想い
  • 魔人探偵脳噛ネウロ

    ネウロ

    女子高生・桂木弥子の父親が殺された。密室の惨殺事件。謎に満ちた事件は弥子の日常を混乱へ…。一向に捜査が進展しない中、悲しみにくれる弥子の前に脳噛ネウロと名乗る男が現れた。彼は言う。究極の『謎』を解きたいと…!!

    1口コメント

    最近の知名度では「暗殺教室」の方が有名かもしれません,松井優征先生の作品です。

    主人公となるネウロは「謎を食べる」魔人で,推理・ミステリーとも捉えられます。後半はバトルマンガの要素が強いですが・・・

    特に悪役が魅力的で,少し同情するような悪役もいれば,生粋の悪役もいて,そのどの悪役も魅力的という稀有な作品です。

    中盤から後半にかけては,伏線の嵐ですので伏線回収や纏まった作品が好きな方にはオススメです。

    ・ネウロの真実
  • 僕だけがいない街

    僕だけがいない街

    毎日を懊悩して暮らす青年漫画家の藤沼。ただ彼には、彼にしか起きない特別な症状を持ち合わせていた。それは…時間が巻き戻るということ!この現象、藤沼にもたらすものは輝く未来?それとも…。

    1口コメント

    実写映画化もされたタイムリープものの作品です。

    『マンガ大賞2014』『このマンガがすごい!2014』などで上位に入るなど,当時話題になりました。

    タイムリープという設定上,少しずつ解き明かされていく。という展開になるのは必然かもしれませんが,後々の伏線回収や設定は非常に凝っていると思います。

    一回読んだら終わり。となることも多いのですが,この作品は繰り返し読める。読みたくなる作品で,もし今までに一度も読む機会がない方は絶対に読むことをオススメします。

    タイトルの「僕だけがいない街」がわかった瞬間は鳥肌がたって,とても感動しました。

    ・登場人物のそれぞれの役割とそれぞれの気持ちの変化
  • 封神演義

    封神演義

    紀元前11世紀の中国、殷(いん)の時代末期。崑崙山脈(こんろんさんみゃく)の仙人・太公望(たいこうぼう)は、悪しき仙人・道士を封印する「封神計画」という任務を受ける!殷の皇帝・紂王(ちゅうおう)を誘惑して暴虐の限りを尽くす仙女・妲己(だっき)を、太公望は真っ先に封神しようとするが…!?

    1口コメント

    傍若無人の妲己を倒すだけの物語と思いきや,もっと深いところでの物語でとても衝撃を受けた記憶があります。

    主人公が爽快なバトルをするという少し前の王道な主人公ではなく,戦略で相手に勝つというスタイルは当時のマンガではあまりなかったので新鮮でした。

    単行本の表紙にも秘密が。。

    ・太公望の本心
    ・敵キャラが魅力的
  • RAVE

    RAVE

    この世の悪の部分をつかさどる魔石DB(ダークブリング)が、50年たった今、再び蘇った!それに対抗できる唯一の光・聖石レイヴの使い手として選ばれた少年、それが──ハル!!50年前の光と闇の戦争を知る、レイヴの使い(?)プルーとともに、残る4つのレイヴを求めて、生まれ故郷ガラージュ島から大陸へと旅立った!!アニメ化もされた大人気冒険ファンタジー!

    1口コメント

    真島先生の作品は「フェアリーテイル」が一番有名かもしれませんが,個人的にはこのRAVEの方が好きです。

    RAVEに選ばれたハルは記憶喪失となったエリーとともに大冒険をします。ハルの真っ直ぐな性格がとても好感がもてます。

    2人以外のキャラクターも非常に人気で,「ムジカ」と「ジーク」はメインキャラを凌ぐほどの人気キャラです。

    物語も綺麗に進み,作品としての完成度は非常に高いです。

    ・RAVEに選ばれたハルの決意
    ・ジークの秘めた想いと決意
  • ヒストリエ

    ヒストリエ

    舞台は紀元前。奴隷の身分にありながら、豊かな教養と観察眼、判断力、そしてそれらを駆使して行動を起こす度胸を兼ね備えた、不思議な青年・エウメネスがいた。あの偉大なる哲学者・アリストテレスの逃亡を助けたりしながら、彼が目指していたのは、「故郷」と呼ぶカルディアの街……。のちにアレキサンダー大王の書記官となるエウメネスの、波乱に満ちた生涯を描いた歴史大作!

    1口コメント

    主人公のエウメネスは,名家の次男として育ちましたが,ある騒動がきっかけで,野蛮人の血をひいていることがわかり奴隷の身分に落とされてしまいます。

    順風満帆な生活から一転しながらも,豊富な知識や機転を利かせた行動で数々の困難を乗り越えていきます。

    ・マケドニア王国の歴史物語をダイナミックにアレンジした作品で,とても読み応えがある!
  • HUNTER×HUNTER

    HUNTER×HUNTER

    父と同じハンターになるため、そして父に会うため、ゴンの旅が始まった。同じようにハンターになるため試験を受ける、レオリオ・クラピカ・キルアと共に、次々と難関を突破していくが…!?

    1口コメント

    ストーリー,画力ともに一級品の作品で,念の設定や,それぞれのキャラクターの心理描写が非常に上手く,数ある作品の中でも群を抜いていると思います。

    ただ,唯一の難点は連載が止まってしまうことです。。

    ・ゴンの父親を捜す旅
    ・ゴンの周りに集まる魅力的なキャラクター
  • 鋼の錬金術師

    鋼の錬金術師

    兄・エドワード・エルリック、弟・アルフォンス。2人の若き天才錬金術師は、幼いころ、病気で失った母を甦らせるため禁断の人体錬成を試みる。しかしその代償はあまりにも高すぎた…。錬成は失敗、エドワードはみずからの左足と、ただ一人の肉親・アルフォンスを失ってしまう。かけがえのない弟をこの世に呼び戻すため、エドワードは自身の右腕を代価とすることで、弟の魂を錬成し、鎧に定着させることに成功。そして兄弟は、すべてを取り戻すための長い旅に出る…。

    1口コメント

    とにかく開始から終わりまでストーリーがしっかりと練られていて,この巻数で終わったのに内容はとっても濃いです。

    禁断の人体錬成をしたことで始まる天才兄弟の様々な葛藤も見所です。

    「等価交換」という言葉が非常に心に残っています。

    ・エドワード兄弟の絆
    ・錬金術師としての葛藤と覚悟
  • 寄生獣

    寄生獣

    ごく普通の高校生・新一は、ある晩部屋で、ヘビのような生物を発見する。叩き潰そうとしたその生物は、新一の右手に侵入してきた。その生物の正体は、他の動物の頭に寄生して神経を支配する寄生生物だった…!寄生に失敗し、新一の右手に寄生したミギーと新一の奇妙な生活が始まる。やがて二人は、お互いの命を守るため、人間を食べる他の寄生生物と戦い始める…。全人類必読!未来への警鐘の書が登場!!

    1口コメント

    名作と言われれば必ず名前が上がる名作漫画です。

    絵がとてもうまい訳ではありませんが,ストーリーが非常に秀逸で,人類に対する警鐘をも作品に含めています。

    パラサイトの存在価値,人類の存在価値,とても考えさせられることが多い作品です。

    ・パラサイトと寄生獣とは
    ・人類への警鐘
  • うしおととら

    うしおととら

    蔵の中に、500年も閉じこめられていた妖怪。ヤツはその昔、人を食い、悪業の限りを尽くしていた。ひょんなことからヤツを解き放ったのが、蒼月潮(あおつきうしお)。うしおはヤツにとらと名づけた……。うしおととらの伝説が、いま、幕を開ける!

    1口コメント

    元祖綺麗に思ったマンガといえばこの作品でしょう。

    うしおのまっすぐな想いはとらの気持ちも変えるほどで。。

    とらが,とらとなった過去も切なく,全ての話がとても深い話ばかりです。

    ・うしおととらの最強コンビ
    ・妖怪たちのそれぞれの過去
  • からくりサーカス

    からくりサーカス

    遺産相続絡みで命を狙われる少年・勝と人を笑わせないと死んでしまう病にかかった男・鳴海、そして勝を助けるためにからくり人形を操る女・しろがね…。三人の運命が交錯する時、“笑顔”の本当の意味が…!?欧風熱血機巧活劇、ここに開幕!!

    1口コメント

    うしおととらを書いた藤田先生の作品は,1997年から連載された長編マンガです。絵が少し独特なため読まず嫌いをする方もいるかもしれませんが,読んでみると,その絵にハマってしまうくらいとても面白い展開が続きます。

    ストーリーは章ごとに分かれており,それぞれの章の伏線が少し回収され,ストーリー展開としては,とても秀逸です。

    ・からくり人形と自動人形のバトル
    ・登場人物それぞれのストーリー
  • 嘘喰い

    嘘食い

    遊ぶ金欲しさに闇金に手を出し、取立てに追われる青年・梶くんの前に現れた謎の男・斑目貘。自らギャンブラーと名乗り、借金返済を手伝うと豪語する貘は、闇カジノへと乗り込むが…!?

    1口コメント

    ギャンブルがメインでありながら,格闘やアクションシーンも備えています。

    主人公の獏は,嘘食いと呼ばれる伝説的なギャンブラーで,裏で絶大な権力を誇る賭郎との因縁を晴らすために多くのギャンブルに挑戦します。

    伏線とまではいかなくても,当初謎だったものが解決されたり,ただのギャンブルマンガではなく,しっかりと練られた設定があったりと49巻で完結しましたが,非常に読み応えのある作品です。

    ・獏とお屋形様の因縁

 

まとめ

設定がよく練られている=伏線回収が秀逸

というわけではありませんが,設定がしっかりしている作品ほど「起承転結」がしっかりとしている作品が多いです。

「進撃の巨人」は,連載当初から話題になっていて,その斬新な設定で話題となり,その後は作者の当初の構想のとおり進んでいて,なおかつ「序盤でのあの発言がここで!」といった伏線が,小ネタから物語の重要なものまで多く散りばめられていたものが回収されています。

「魔人探偵脳噛ネウロ」の作者は,「暗殺教室」でも有名で,その探偵・推理者や,学園者といった一見ありがちな設定の中で,その中身は非常に魅力的な設定で他とは類を見ない設定と,終盤での伏線回収が素晴らしいと思います。

「僕だけがいない街」は,設定だけでなく,その全てが伏線といっても良いほどストーリー展開が完璧で,この作品は今回紹介した作品の中では,知名度は低い方かもしれませんが,絶対に損をしませんので,読んだことがない方は是非一度お読みください。

「鋼の錬金術師」・「RAVE」・「ハンターハンター」といったこれらの作品は少年系の作品でもとてもストーリー性や起承転結がしっかりとしていて読んでいて気持ちが良いですね。

「ハンターハンター」に関してだけ言えば,休載がなければ本当に大好きなマンガですが・・・

「封神演義」・「ヒストリエ」といった過去に描かれた小説や,実在した人物をモチーフにコミック化された作品においても,展開は史実や原作に忠実ながらも,オリジナリティに溢れ,原作を知っている人も知らない人もとても楽しめると思います。

「寄生獣」「ヒストリエ」も描いた岩明先生の作品で,マンガ好きなら絶対に読んでおいて損がない作品の一つです。

伏線回収と言えば「うしおととら」がとても有名です。少し古い作品ではありますが,今読んでもとてもストーリーがしっかりしていて,終盤の畳みかけも素晴らしいですね。

いかがでしょうか。

設定がしっかりとしている作品や,伏線回収が見事な作品は名作と呼ばれているものが非常に多いと思います。

今回のランキングは王道の作品が多いかもしれませんが,まだあまり知られていない作品もありますので,ぜひ一度読んでみてください。

こちらの記事もおすすめです

【2021年】電子書籍ストアの選び方とおすすめ10社ランキング!