こんにちは。
マンガを読みたいと思っても,最終的に読んで後悔した。と思ってしまっては残念ですよね。
そこで今回は,名作と呼ばれる作品にスポットを当ててランキングを作成しました。
今回のランキングは週刊少年サンデーで連載をしていた作品に絞りました。
週刊少年マガジンで連載をしてした作品に絞ったランキングについては,こちらをご覧ください。
こんにちは。 マンガを読みたいと思っても,まだ連載中の作品は良いところで続きが読めずに歯がゆい思いをすることがあります。そこで今回は,既に完結している作品にスポットを当ててランキングを作成しました。[…]
こんにちは。 マンガを読みたいと思っても,まだ連載中の作品は良いところで続きが読めずに歯がゆい思いをすることがあります。そこで今回は,既に完結している作品にスポットを当ててランキングを作成しました。[…]
こんにちは。 連載中の作品は始めから読んでいないと途中から読み始めるというのは中々入り込みにくい部分もあるかと思います。しかし,最近は電子書籍を活用すると数巻無料で読める!といったサービスもあります。[…]
ぜひこのランキングを参考にして,一気に完結まで読破しましょう。
週刊少年サンデーとは
週刊少年サンデーは,小学館が発行する週刊少年漫画雑誌です。(毎週水曜日発売)
1959年3月に創刊され,60年以上の歴史があります。
少年漫画誌では,週刊少年ジャンプ,週刊少年マガジンに次いで3位の発行部数を誇り,作品個々の人気度合いでいえば,ジャンプ・マガジンを凌ぐほどの作品も多く見受けられます。
発行当初は,コメディ系の作品が多く,「ギャグのサンデー」と呼ばれていましたが,1980年代頃から,「ラブコメ」が台頭し,多くの方が気軽に読める作品が多く連載をしていました。
週刊少年サンデーの特徴とは
週刊少年雑誌といえば,「ジャンプ」「マガジン」とあり,発行部数でいってもその次に「サンデー」という序列になります。
特徴としては,個人的なイメージですが,
ことが言えると思います。
裏を返せば,それだけ面白い作品がありながらも,発行部数が「ジャンプ」「サンデー」に劣っているということは,全体的なレベルが今一つ。ということが言えるかもしれません。
現に,私はこれらの三大少年雑誌を毎週愛読していますが,ジャンプとマガジンはほぼ全ての作品を読みますが,サンデーに関していえば読まない作品もチラホラあります。
しかし繰り返しになりますが,面白い作品はとにかく面白いです。
そのため,普段サンデーを毎週読むことはないけれど,個人的に好きな作品があるので,単行本を集めている。という方が多くなっているかもしれません。
週刊少年サンデーの作品傾向とは
サンデーの作品傾向としては,ジャンプは情熱的な作品,マガジンはちょっぴりシリアスでグロテスク有の大人向けな作品という印象の丁度中間に位置すると思っています。
この中間という良い按配が多くの方に愛される作品を生み出しています。
また,実は今回のランキングを見ると一目瞭然ですが,名作の中には作者が被っている作品が多くランクインしています。
そのため,一定の面白い作者がサンデーを支えている。
ともいえ,ジャンプとマガジンとの差がこの辺りに表れているのかもしれません。
週刊少年サンデーでこれだけは読むべき名作作品を発表
さて,今回のランキングでは,「週刊少年サンデーでこれだけは読むべき名作作品」として作成をしました。
このランキングはマンガ好きの友人との議論の結果と私の主観が多く含まれているため,異論は多くあるかもしれません。
あくまで,一個人のマンガ好きの意見として参考にしてください。
それでは,どうぞ!
- メジャー
父親のようなプロ野球選手になることを夢見て、日夜トレーニングに励む5歳の野球少年・吾郎!!友達の寿也君とリトルリーグに挑戦!?
1口コメント熱血野球漫画といえばこの漫画を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。
サンデーといえば,タッチのようないわゆる「学園野球漫画」といった,「青春×野球」のイメージでしたが,メジャーは「ザ・野球」といった印象です。
右肩を怪我しても,左腕で投げれば良い。という不屈の精神は,当時リアルタイムで読んでいて「自分も頑張らないと」と力が溢れました。上手くいきそうでいかないもどかしさや,困難を乗り越えるパワーを吾郎から教えてもらいました。
数年の時を経て,吾郎の息子が主人公である「MAJOR 2nd」もスタートしました。
・吾郎の幼少からメジャーリーグを引退するまでの半生が描かれている・熱血スポ根タイプの主人公が,更なる高みを目指して愚直に頑張り続ける・どんな苦難にも真っ向から立ち向かう・熱い野球マンガを見たい人におススメ - タッチ
努力という言葉に縁のない兄・上杉達也と、何事にも一生懸命努力する弟・上杉和也。二人は、双子の兄弟。隣の喫茶店「南風」の一人娘・浅倉南とは幼なじみ。三人の「青春」から、目が離せない……!
1口コメントあだち充先生の不朽の名作といえばこの「タッチ」でしょう。
頑張り屋な和也と対照的な達也は不真面目なように見えて他人を思いやることができる非常に心の優しい少年です。
そんな達也のことを知る幼馴染の南は実は小さい頃から皆に注目される和也ではなくて達也に惹かれていたようでした。
タッチは野球のテーマにした青春学園マンガというイメージで野球の要素を強めたい人は,同じあだち充先生の「H2」をおすすめします。
・対照的な性格の双子の主人公・幼馴染の南のために甲子園に・和也から達也への「タッチ」の後の達也の努力・青春野球マンガの不朽の名作 - H2
大の親友でありそしてライバルでもあるエース国見比呂とスラッガー橘英雄、比呂の幼なじみであり英雄のガールフレンドでもある雨宮ひかり、比呂が進学先の千川高校で出逢った古賀春華。名前の頭文字に「H」を持つ「2」人の野球少年であるヒーローと「2」人のヒロインを軸に話が展開する。
1口コメントあだち充先生の代表作と言えば「タッチ」と答える人がほとんどかもしれませんが,野球マンガとしての完成度でいえば,僕はこの「H2」を推します。このH2の意味は「ヒーロー2人とヒロイン2人」を意味するようです。
タッチの後に描かれた作品は,正にあだち充先生の真髄が含まれていて,「野球を通した青春」の表現がとても上手です。野球マンガとしても高い完成度で,恋愛マンガとしても主人公比呂の心情や,あえて無言で答えるシーンなどの様々な表現方法がとても魅力です。
・ヒーロー2人とヒロイン2人の恋愛事情が甘酸っぱい・野球マンガとしても恋愛マンガとしても完成度が高い・あだち充を知りたいならこのマンガを読め・主役以外のキャラクター(木根・柳など)が魅力的・34巻で完結するので,大人買いがしやすい。 - うしおととら
蔵の中に、500年も閉じこめられていた妖怪。ヤツはその昔、人を食い、悪業の限りを尽くしていた。ひょんなことからヤツを解き放ったのが、蒼月潮(あおつきうしお)。うしおはヤツにとらと名づけた……。うしおととらの伝説が、いま、幕を開ける!
1口コメント元祖綺麗に思ったマンガといえばこの作品でしょう。
うしおのまっすぐな想いはとらの気持ちも変えるほどで。。
とらが,とらとなった過去も切なく,全ての話がとても深い話ばかりです。
・うしおととらの最強コンビ・妖怪たちのそれぞれの過去 - 烈火の炎
花火師である父親と2人暮らしの少年・花菱烈火は、「忍者」に強い憧れを抱く高校1年生。地元では負けナシと恐れられている同級生・石島土門をも一蹴してしまう烈火は、日頃から「ケンカでオレに勝ったらその人の『忍』になる」と公言しているものの、いまだに自らの君主を見つけられずにいたが…。400年の時を超えた因縁を巡る戦いが幕を開ける!炎を操る烈火が繰り広げる、長編忍術スペクタクル!!
1口コメント個性豊かなキャラが多く,敵キャラもどこか憎めない性格のキャラクターが多いです。
烈火の初志貫徹の忍道は最終回まで貫かれていて,何年経っても読み返したくなる名作です。
・火影軍団の炎の型・烈火の忍道 - からくりサーカス
遺産相続絡みで命を狙われる少年・勝と人を笑わせないと死んでしまう病にかかった男・鳴海、そして勝を助けるためにからくり人形を操る女・しろがね…。三人の運命が交錯する時、“笑顔”の本当の意味が…!?欧風熱血機巧活劇、ここに開幕!!
1口コメントうしおととらを書いた藤田先生の作品は,1997年から連載された長編マンガです。絵が少し独特なため読まず嫌いをする方もいるかもしれませんが,読んでみると,その絵にハマってしまうくらいとても面白い展開が続きます。
ストーリーは章ごとに分かれており,それぞれの章の伏線が少し回収され,ストーリー展開としては,とても秀逸です。
・からくり人形と自動人形のバトル・登場人物それぞれのストーリー - らんま1/2
乱馬が女の子だったことで、早雲はがっかり。ところが風呂から上がった乱馬は男の子に、パンダは乱馬の父・玄馬に変わっていた。二人は中国で修行中、その水に触れると女になってしまう泉と、パンダになってしまう泉に落ちていたのだった。お湯をかければ元に戻るのだが、男と女、人間とパンダを行き来するやっかいな二人を前に、許嫁候補となったあかねをはじめ、天道家は大混乱になる。
1口コメントうる星やつらが大ヒットした高橋先生の次作となる作品で,得意のギャグを含めた恋愛模様も丁寧に描かれており,本作は,格闘シーンも多く描かれています。
たまにあるシリアスと,ギャグのバランスが絶妙で,水がかかると「◯◯」になる,という設定も上手に使われています。
・乱馬とあかねの恋模様・あかね以外も魅力的な女性キャラ - うる星やつら
なぜかこの世の不幸を一身に集めてしまう「見るからに凶相の持ち主」・諸星あたる。UFOに乗ってやってきた女の子・ラムちゃんの鬼ごっこの相手に選ばれてしまったことから、あたるの運命はさらなる不幸(?)へと突入していく……
1口コメントもともと不定期連載で,ドタバタSF系作品でしたが,週刊連載となり,今のラブコメ風の作品に変化していきました。後半になるにつれて,笑いだけでなく,シリアスなストーリーも展開されていきます。
髙橋先生持前の奇想天外な魅力的なキャラクターはこのころから健在で,なんでもありの面白い展開が満載です。
・ラムとあたるの恋の模様 - YAIBA
父・剣十郎とともにジャングルで修行にはげむ型破りの少年剣士…その名もYAIBA(ヤイバ)!そして今度は、新たな修行の地、日本で、風雲児・刃が大活躍。宿敵・鬼丸猛と互角に渡りあって、鉄刃、ただ今サムライ魂一直線!!
1口コメントあの名作名探偵コナンを描く青山剛昌先生の作品で,主人公「鉄刃」がサムライとなることを目指し奮闘する作品です。
少年で背も小柄ながら,サムライを目指し真っ直ぐな心意気で多くの敵を破っていきます。巻数も手ごろな24巻での完結ですので,内容の濃い20巻前後の作品を探している方には非常にオススメです。
・超人的な伝説の剣・最終編の純粋な剣道勝負 - モンキーターン
波多野憲二はちょっとそそっかしいが、負けん気の強い度胸のある17歳。幼いころからの夢であるプロ野球選手になることを断念した憲二の今の夢は、競艇選手になること。そのきっかけは担任教師・筒井の勧めで…!?ボートレーサーを目指し、本栖研修所の試験を受けた憲二。友情と闘争心の中で大きく育っていく若者を描いた、青春スポーツ漫画の傑作!!
1口コメント競艇のマンガは他にほとんど聞いたことがないくらいマイナーなジャンルですが,しっかりとしたスポーツマンガで,終始楽しく読むことができます。
競艇といえば,ギャンブルのイメージもあり,パチンコ・パチスロにもなるなど,多くのコンテンツで人気を得ています。
・タイトルにもなっている,主人公「波多野」の「モンキーターン」 - 金色のガッシュ!!
魔界の王を決めるため、100名の魔物の子供達が人間とコンビを組み、最後の1組になるまで戦う。ファンタジー系バトル漫画。 天才ゆえに妬まれ、友達のいなかった清麿と、素っ裸で清麿の部屋の窓を割って入ってきたガッシュ。二人が出会い、過酷な戦い、運命の中で共に助け合い、成長してゆく物語。
1口コメントガッシュと清麿のコンビがとてもお似合いで,多くの魔界の王候補と闘う様はとても熱くなります。
ガッシュが優しい王になるためにどんなときにまっすぐに闘う様は,少年マンガの王道展開です。
とにかく優しいガッシュを見てください。
・優しい王になるために闘うガッシュの強さ・ガッシュと出会い,成長する清麿
まとめ
いかがでしょうか。
あだち充先生の「タッチ」,「H2」はとても有名な作品で,青春の甘酸っぱい野球マンガで,連載から数十年経った今でも根強い人気を得ています。
あだち充先生の作品では,他にも実写化やアニメ化した人気作品が多くあり,「ラフ」「みゆき」「KATSU!」「クロスゲーム」「MIX」など現在も連載する人気作品もあり,日本を代表するマンガ家の1人です。
高橋留美子先生の「犬夜叉」「らんま1/2」「うる星やつら」など,時代のサンデーを牽引した作品は,男女の恋愛描写が非常に上手く,高橋先生は未だにサンデーで連載をし続けているレジェンドです。
サンデーといえば,「名探偵コナン」のイメージが強い方が多いと思いますが,作者の青山先生は「名探偵コナン」以外にも,「YAIBA」も連載していました。
この3名については,名実ともにサンデーを牽引された偉大な作者であると言えます。
その他にも,「メジャー」,「うしおととら」,「烈火の炎」など,時代を牽引した名作がサンデーから発行されています。
スポーツ系の熱いマンガから,ファンタジー系の作品まで幅広いジャンルで名作を輩出しており,特定の分野に偏らない人気作品が特徴です。
また,過去には「漂流教室」というあのバラエティ番組でも人気のある楳図かずお先生の名作もサンデーの連載でした。
元祖ホラー・SF系作品で,巻数は少ないながら,現在でも絶対に一度は読んだ方が良い名作です。
作品の連載当時は公害が大きな問題となっていたようで,1970年代の問題だけでなく,将来の問題やその中での人間関係についても非常に考えさせられる作品です。
他にも「からくりサーカス」,「モンキーターン」など,マンガ好きなら一度は作品名を聞いたことがあるであろう作品もあり,このランキングにある作品で,過去に読んだことがものは,ぜひ機会があれば読んでみることをオススメします。